製品紹介

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製品紹介

パイロスクリーンPYRO SCREENS

全く新しい発想から誕生!
画期的高温集塵フィルター

    • 油性、湿性、高温のダストやミストを高効率に捕集。スクリーン製造技術で培われた独自の発想と技術を投入し、慣性除塵、衝突分離の原理を最も効果的に応用した集塵システムです。

    • パイロスクリーン
    • ダストを含んだ気流を強制的に方向転換させるスクリーンを10枚複合し、90~99%以上の除塵効率を実現しました。気流を立体的に方向変換させる網目に通すことで、気流は乱気流となりダストは障害物に衝突し気流から分離します。網の目の1つの大きさは大きいですが、10枚のスクリーンを通る過程でほとんどの微粒子が集塵されます。網目が大きいため、圧力損失が極めて小さくてすみ、さらにその材質・構造から強度も充分です。使い捨てではなく、バイブレーション、水洗い等により補集物の回収およびフィルターの洗浄が簡単に行え、直火でもバグフィルターのように燃えることもありません。また、まっ赤に焼けた状態のスクリーンに含塵熱気を通過させることも可能で、再燃・脱臭用としても有効に活用することができます。

    • 適正風速0.8m/sec〜1.2m/sec
      適正粒径乾式 1ミクロン以上、
      湿式 0.1ミクロン以上
      適正濃度1分間当たり 平均5g/m³ 最大10g/m³
      (希薄濃度ほど効率良)
      圧力損失乾式 約60〜100Pa、
      湿式 約100〜150Pa
      (通過風速 1m/sec前後)
      許容不可圧損約1000Pa=1KPa(MAX値)

<参考本体寸法図と設置例図面>

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パイロスクリーン

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集塵装置参考図

  • 1乾性・湿性、どちらにも使用可能

    乾性集塵はもとより、湿性ミストでも同一構造で集塵でき、水ぬれによる破れ・タレ・目づまりを起こしません。

  • 2圧力損失が小さく 非常に経済的

    慣性除塵、衝突分離の原理を活用した構造のため、圧力損失が極めて小さく、処理風量が同一の場合イニシャルコスト、ランニングコストともにバグフィルターや電気集塵機と比べ非常に経済的です。

  • 3高温含塵ガス・腐蝕性ガスにも対応

    耐熱、耐蝕性に優れたアルミ合金、またはステンレス鋼を採用していますので、高温含塵ガス・腐蝕性ガスにも安心して使用できます。

  • 4メンテナンスが簡単

    スクリーンを取り替える必要がなく、バイブレーションによる集塵回収、水洗いによる補集物の回収およびフィルターの洗浄が簡単に行えます。

  • 5高能率集塵

    独自の適正角度に方向性を持ったハニカム状の網の目は大きく、その大小によって捕集粒径が左右されず、あらゆる微粒粉体・微粒ミストの捕集が適正な通過風速を求めることにより、非常に簡単に可能となります。

粉塵の発生する加工現場からの排気除塵/塗装ブース・電気室・機械室等の吸気除塵/焼却炉排ガス集塵船底からの排熱口から飛散する粉塵の防除

  • なぜ適正風速は1m/sec前後なのですか?

    パイロスクリーンの集塵原理には、衝突分離と慣性除塵の2つの物理法則が利用されています。
    風速が早くなりますと衝突分離の効果が高まり、風速が遅くなりますと慣性除塵の効果が高まります。
    この両方の効果がバランス良く発揮されるのが、風速1m/sec前後なのです。

  • 処理風量はどの程度ですか?

    スクリーン1台当たりの処理風量は、13.5m³/minです。
    ただし、これは常温の場合の処理風量で、温度が変われば処理風量は変化します。
    例)処理したい風量=60Nm³/min、温度150℃の場合
    (150+273)/273(係数)×60(温度換算前の風量)≒93m³/min

  • 適正粒径はどの程度ですか?

    処理物の物性によって大きく差は出ますが、条件が一番良い場合で乾式で1ミクロン以上、湿式の場合で0.1ミクロン以上の実績があります。

  • 乾式と湿式の違いはなんですか?

    まず、乾式のメリットは水処理の必要がないため、ランニングコストが安くてすみます。
    湿式に比べて装置を簡素化できますので、イニシャルコストを抑えることができます。
    これに対して湿式の場合は集塵対象物の範囲が0.1ミクロン前後まで広くなります。
    水を噴霧することにより、スクリーン面への付着が減りメンテナンス回数が少なくて済みます。

  • フィルターを2層式にする目的はなんですか?

    1層目で集塵出来なかった対象物を2次的に捕集する目的もありますが、一番の目的は気流を安定させスクリーン全面に均一に衝突させる整流効果にあります。
    1層目で発生する圧力損失を利用して、2層目との空間に安定した流れを生じさせます。
    こうすることで算出された使用数で最大限の効果を得るための整流効果が得られるわけです。

  • メンテナンス方法はどのようにすればいいですか?

    乾式の場合、バイブレーターによる振い落とし、又は取り外して高圧洗浄をしてください。
    ダストの性質によっては薬品槽にどぶ浸けして頂くのも効果的です。  例)油分を含む場合は中性洗剤を混合した洗浄液等、湿式においては運転時のスプレーにより洗い流し効果もありますので通常は清掃の必要はありませんが、汚れがひどい場合は乾式と同じように取り外して洗浄してください。

  • フィルターの設置に対して気をつけることは?

    一番気を付けて頂きたいのは、装置とパイロスクリーンとの隙間からリークがないように、しっかりとシールをして頂くことです。
    また、フィルターには吸気側と排気側があります。
    2本の番線が付いている側が排気側となりますので、設置頂く場合は方向に注意してください。
    スクリーンフレーム(枠)の両側二方(対称方向)に開口部がありますが、
    パイロスクリーンを垂直に取り付ける場合は、必ず開口部を上下に位置させてください。