HOME布引製作所のルーツその後の布引製作所の命運を左右する本社工場新社屋完成

その後の布引製作所の命運を左右する本社工場新社屋完成

二見工場の完成とともに、本社では設備機器を移設したためにできたスペースの活用と、さらなる生産能力・生産効率の向上を図るため、NC二軸同時制御特殊プレス機の設計と、その機械を収容可能とする工場そのものの建替え計画が昭和63年にスタートしました。

完成当時の新社屋外観

新しい機械はその構想段階から、相当な大きさと重量になることが予想され、スペースの確保もさることながら、絶対的な安定性が必要であることが容易に認識できました。

布引製作所のある神戸市東灘区のこのあたりは、その昔、海であったことが判明しており、地盤が確固たるものではありません。本社工場の設計には、こうした地盤に対する特殊な補強を考慮した基礎工事が必要となりました。


完成当時の新社屋内観

また、当初は3階建ての鉄骨造りの工場を考えていましたが、新しいプロジェクトの立ち上げ等の際にすぐに取り組めるスペースを確保するため、4階建て構造に変更。建屋そのものを支える鉄骨構造だけでなく、今後の新しい機械の導入も見据えて、機械設置専用の床面構造を考案するなど、将来性を見据えた設計に取り組んだのです。


このことが後の阪神・淡路大震災で、布引製作所の存在そのものを救うこととなるのですが、この時にはそんなことが起ころうとは予想もしていませんでした。